未経験からCADオペレーターになるには、どうしたらいい?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- CADの習得難易度
- CADオペレーターへの向き不向き
- CADの勉強方法
- 求人の探し方
- 志望動機作成のポイント
CADオペレーターは未経験からでもなれる職業でなので、何か手に職をつけたい方におすすめです。
しかし単に未経験からでも大丈夫と言われても、全く知らない世界へ飛び込むのはためらいがちですよね。
そこで本記事では、未経験からCADオペレーターになるためには何が必要か解説していきます。
ぜひ最後まで目を通していただき、CADオペレーターの職に就くきっかけにしていただければ幸いです。
順番通りに確認してみて下さい!
ステップ1:そもそも未経験からのCAD習得は難しいのか確認
CADオペレーターになるには、最終的にはCADを扱える必要があります。
一見、難しそうなCADですが、習得は未経験者でも難しくないので安心してください。
理由は次の通りです。
CADの習得が難しくない理由
- パソコン操作ができればOK
- 学習環境が整っている
- チャレンジしやすい
CADは一部の人しか扱えない特殊ツールではないので、正しい手順で学んでいけばOKです。
詳細は、「CADの習得は難しい!?【未経験者でも大丈夫です!】」では、未経験者が「CADは難しい」と感じてしまうポイントと対処法を解説しています。
ステップ2:CADオペレーターになるには向いてる要素があるか確認
仕事に限らず、人間には向き不向きがありますよね。
わたしなら、どうせやるなら自分に向いている仕事をやりたいです。
そこで、CADオペレーターにはどんな人が向いているのかまとめました。
CADオペレーターに向いてる人の特徴
- パソコン作業が苦でない人
- 地道な作業ができる人
- 集中力がある人
- 几帳面な人
- 向上心がある人
「CADオペレーターに向いてる人はこんな方【元設計士が解説します】」では、向いている人の特徴のほかにも、求められるスキルや活躍するためのコツを解説しました。
ご自身に当てはまる特徴があるかチェックしてみてください。
ステップ3:CADの勉強をする
あなたがCADオペレーターに向いてそうだと思ったら、実際にCADの勉強を始めてみましょう。
勉強方法を3つに分けて紹介します。
CADの勉強方法
- 本やYouTube
- 職業訓練やスクール
- 資格取得を目指す
①本やYouTube
初めに取り組める方法は、本やYouTube動画を参考にしながらの独学です。
CADの独学に使う教材を選ぶ際は、次の点に注意しましょう。
教材選びの注意点
- 本…最新の情報か確認が必要
- YouTube…情報の発信元を確認する
CADソフトによっては、メーカーで提供している公式動画があるかもしれません。
たとえば、Fusion360のチュートリアル動画があります。
「CADソフト名 チュートリアル動画」で検索し、公式のチュートリアル動画がみつかったら、そこから取り組んでいきましょう。
②職業訓練やスクールに通う
本やYouTubeのような独学で勉強できる教材も豊富にありますが、つまずいたときは熟練者から教わるのが間違いないです。
わたし自身は、最初に入った会社のCAD研修で基本的なことを学びました。
これからCADを勉強する方の選択肢は、職業訓練やCADスクールの利用があります。
職業訓練では、きっちりとカリキュラムが設定されているので未経験者でもスキルアップに取り組めます。
「CADの職業訓練は受ける意味ない?【機械系・就職率は〇〇%】」にて、CAD職業訓練の内容や就職実績をまとめました。
職業訓練の受講を検討されている方は、参考にしてください。
③資格取得を目指す
突然ですが、学生時代にテスト前だけは勉強できたって人いませんか?
なにか学習目標を立てないと勉強ってなかなか続かないですよね。
CADの習得を目指すときにの目標設定にぴったりなのは、資格の勉強です。
資格があるだけで仕事に就けるものではないですが、勉強の成果確認にも利用できます。
CAD資格の例
- 3次元CAD利用技術者試験
- CAD実務キャリア認定制度
- オートデスク認定資格
「CAD利用技術者試験」なら公式ガイドブックがあるので、初めての資格取得におすすめです。
3次元CADの部門は、2級・準1級/1級に分かれており、2級は筆記試験のみ、準1級/1級は実技試験のみとなっています。
わたしは2級を受験したばかりですが、CAD操作をしているだけでは知らなかったことや気にしていなかったこと(3次元データ形式の種類やネットワークの知識)を勉強できて、ためになりました。
ステップ4:CADオペレーターの求人を探す
CADの勉強と並行して、CADオペレーターの求人情報を探してみましょう。
実務の未経験者でも応募できる求人を見つける方法があります。
たとえば次のような方法です。
求人を探す方法
- 求人サイトで検索
- 派遣会社へ登録
- 職業訓練校やCADスクールからの紹介
求人サイトには、未経験でもOKな募集は意外とたくさんあるんです。
インターネット上で手軽に検索できるので、CAD学習を始めてみるか検討する下調べにも向いています。
検索方法などの詳細を知りたい方は、「「CADオペレーターの仕事はない」と言われる要因を解説【求人はまだ見つかる】」をご覧ください。
ステップ5:CADオペレーターの志望動機を作成する
求人情報に目星がついたら、いよいよ応募書類の作成に入りましょう。
伝えるべきポイントを押さえることが、志望動機作成のポイントです。
志望動機で伝えるべきこと
- 職種に興味を持った理由
- やりたいこと、実現したいこと
- 応募先企業を選んだ理由
- これまでの経験やスキルとの合致度
「CADオペレーター志望動機の書き方を例文付きで徹底解説!」で、志望動機や自己PR作成のコツを、例文も交えながら解説しています。
まとめ:CADオペレーターになるには、未経験からでもOK
未経験からCADオペレーターになるための手順を解説しました。
知らない業界や新しいことに取り組むには勇気が必要だと思いますが、やるべきことを整理し計画的に行動すれば道は開けるはずです。
一つ一つ、着実に取り組んでいきましょう!