CADオペレーターに応募したいけど、志望動機を上手く書けない。
志望動機がまとまらず、書類選考に通過しない。
こんな悩みに、例文付きで解説していきます。
本記事の内容
- 志望動機の例文
- 志望動機で伝えるポイント
- 有効な自己PR
良さげな求人を見つけても、志望動機がうまく書けずに困っていませんか?
志望動機をうまく書くコツは、伝えるべきポイントを押さえることです。
本記事では、CADオペレーターの志望動機の書き方を、例文を交えて解説していきます。
これから解説する内容に沿って作成していただければ、完成度の高い志望動機に仕上がることでしょう。
最後まで読んでいただき、お望みの選考を通過していってくださいね。
CADオペレーター志望動機の例文2つ
初めにCADオペレーター志望動機の例文をみていきましょう。
次の構成を意識して作成します。
構成
- 結論:「志望する理由」を初めに伝える
- 志望理由の根拠を示す
- その企業を選んだ理由を記載する
応募企業を「志望する理由」は、志望動機の結論として最初に述べてしまいましょう。
その次に、志望理由の根拠となる内容、その企業でないといけない理由を記載するとよいです。
具体例をCAD未経験者と経験者で分けて考えていきます。
例文①CAD未経験者の例
初めにCAD未経験者の場合の例文です。
「手に職がつく仕事に就きたい」という考えが以前からあったため、CADオペレーターを志望しました。
現職では派遣社員として、工場の生産部門に配属されており、物品発注の書類作成や製造指示書の修正作業などを行っています。製造指示書の作成を行う中でCADの存在を知り興味を持ち、初めは独学からCADの勉強を始めました。現在は通信教育を受講中で、3DCADの扱いにも少しづつ慣れてきました。更なるスキルアップのために資格取得を目指して勉強を継続中です。入社後の教育体制が充実している貴社は、未経験者の学習を支援する環境が整っており、新たな仕事でキャリアアップするにふさわしい場だと感じています。
CADオペレーターの実務経験がない身ではありますが、少しでも早くお役に立てるよう、精一杯努力いたします。
例文②CAD経験者の例
次に、CAD経験者の場合の例文です。
「3DCADを使って、ものづくり業界の仕事に携わりたい」と考え、貴社を志望しました。
現職は機械加工の現場で、工作機械のオペレーターを担当しています。工作機械で部品を製作しているうちに、自分でも図面や3Dモデルを作成したいと考えるようになりました。普段の業務で使用しているのでCADの基本操作は行えますし、図面読解力も問題ありません。また現職はパート勤務のため、今後は「正社員として長く働き続けたい」と考えたことも志望理由の1つです。貴社の製品には機械加工された部品が多く採用されていますので、現職で身につけた機械加工の知識で貢献できると考えています。
後々は設計まで任せていただけるよう、精一杯頑張らせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
細かなポイントを以下でチェックしましょう。
CADオペレーターの志望動機で伝えるポイント4つ
CADオペレーターの志望動機に伝えるべきことを4つ紹介します。
応募先の採用担当者が知りたい情報を盛り込み、志望動機として伝えましょう。
伝える順番は、先ほどの「構成」を意識してください。
それでは、順番にみていきましょう。
志望動機で伝えるポイント
- 職種に興味を持った理由
- やりたいこと、実現したいこと
- 応募先企業を選んだ理由
- これまでの経験やスキルとの合致度
ポイント①職種に興味を持った理由
CADオペレーターに興味を持った理由や熱意も伝えましょう。
企業としては、仕事への興味関心が高い人と働きたいと考えています。
興味を持って働く人の方が上達は早そうだし、長く働き続けてくれそうですよね。
CADの仕事にどんな魅力を感じたのか伝えていきましょう。
ポイント②やりたいこと、実現したいこと
応募した会社でやりたいことや、転職(就職)であなたが実現したいことを示しましょう。
「働き方を変えたい」、「収入を今よりも増やしたい」など、転職で実現したいことがあるはずです。
たとえば在宅ワークで探している方なら、ここでしっかり伝えましょう。
結果的に採用されなかったとしても、採用後すぐに辞めざるを得ない状況になるよりはマシです。
転職で実現したいことをあらかじめ伝えておくことで、求人企業と求職者とのミスマッチを防止できます。
ポイント③応募先企業を選んだ理由
その会社でなければならない理由を伝えることも、志望動機の重要なポイントです。
「別にうちの会社じゃなくてもいいのでは?」という印象を、採用担当者に与えないように気を付けてください。
なかなか良い理由が見つからないときは、企業研究することをおすすめします。
CADオペレーターを募集している企業なら製品の設計や製造をしているはずなので、ホームページで製品情報を探してみましょう。製品情報を入手しておくと、志望動機の作成が捗るかもしれませんね。
他にも候補がある中でなぜその会社を選んだのか、理由を明確に説明できるよう整理しましょう。
ポイント④これまでの経験やスキルとの合致度
これまで経験した仕事から、応募先企業で活かせる経験やスキルを見つけておくと効果的です。
活躍の見込みが高いと判断してもらえれば、採用率は上がるでしょう。
CAD経験者なら、習得したCADソフトの種類や使用歴がわかると好印象ですね。
CAD以外の業務からもCADオペレーター業務に活かせる経験はあるので、未経験者も安心してください。
詳しくは次で紹介します。
CADオペレーター未経験者の志望動機で有効な自己PR3つ
CADオペレーター未経験者は、当然のことながらCAD業務の実績がないので自己PRネタに困りますよね。
ここでは未経験者が今からでも作れる実績と、自己PRへの活かし方を紹介していきます。
これまでの取り組みを振り返っていただき、ぜひ、自己PRに取り入れてください。
有効な自己PR
- ポートフォリオ(作品集)を示す
- 学習経緯を示す
- CAD以外の成果を示す
自己PR①ポートフォリオ(作品集)を示す
ここでのポートフォリオとは今まで製作した作品をまとめた「作品集」のことで、ポートフォリオがあれば、製作者の保有スキルを判断可能です。
少なくても、ただ単に「頑張ります!」と言ってるだけよりは、よっぽど説得力があります。
CADオペレーターがポートフォリオを要求されるのは稀ですが、WEBデザイナーやグラフィックデザイナーなどは、採用時のポートフォリオ提示が欠かせないです。
CADオペレーターは、「3Dモデル」や「図面」といった他者に提示しやすいポートフォリオを作成できます。
ただし、注意点があります。過去に所属していた会社のデータ持ち出しなど、機密情報の保持契約に反することをしてはいけません。
CADスクール出身者であればスクール時代に自身が製作したモデル、自宅でCADを扱っている人なら自宅で製作したデータなど、ポートフォリオには業務外で製作したデータを用いる必要があります。
実務は未経験だったとしても、CADでの製作物を提示し「こんなモデリングならできます!」とCADスキルのアピールポイントに使っちゃいましょう!
ポートフォリオを自分ひとりで作成するのは難しいと感じている方は、CADスクールの手を借りるのもありです。おすすめのCADスクールはこちらにまとめましたので、参考にしてください。
自己PR②学習経緯を示す
未経験からCADオペレーターになるために何らかの行動を起こしてきたのであれば、これまでCADを学習した経緯や上達度合をアピールしましょう。
学習経緯や上達度合いがわかれば、実務経験はないけど今後の働きに期待できる人なのか判断がつきます。
学習経緯の例
- まったくの未経験からの独学3か月で、〇〇のモデリングができるようになりました。
- 6か月間スクールで学習し、修了後は3次元CAD利用技術者試験の2級に合格しました。
などです。
人材不足の企業に対して、学習意欲と上達スピードをアピールしていきましょう。
自己PR③CAD以外の成果を示す
CAD以外の業務で出してきた成果も挙げてOKです。
これまでに取り組んできた仕事の中から、なんらかの強みが見つかるはず。
CADとは直接関係なくても、それらはアピールできる要素になり得ます。
事務仕事をバリバリこなしてきたので「パソコン操作は苦じゃない」、常に他者とやり取りがある仕事だったので「コミュニケーション能力はある」、といった具合。
少し考えても自分の強みが出てこない人は、これまでの経歴を振り返ってみることをおすすめします。
CADの実績は入社後につけることにして、CAD以外の保有スキルや実績も押し出していきましょう。
どんな実績が自己PRにつながるかは、「CADオペレーターに向いてる人はこんな方」を参考にしてください。
CADオペレーターの志望動機では、ポイントを押さえた自己PRをしよう!
この記事では、CADオペレーターの志望動機を書く際、押さえていただきたいポイントを解説しました。
めでたく面接まで進んだなら、作成した志望動機を元に受け答えをすれば大丈夫です。
伝えるべきポイントを押さえて、上手にアピールできる志望動機を作成しましょう。
志望動機を作成する以前に、良い条件の求人が見つからない方は、CADオペレーター求人の探し方を解説した記事を参考に探してみて下さいね。